読書の感想『理系読書』#4-自分のニーズを知ることがコストパフォーマンスの良い読書
皆さんこんにちはVemstarです。
今までの『理系読書』の記事では、問題解決をするために読書するにはどうすればいいかを私自身の感想を交えて、話しました。
前回の記事を書いていて、私はコストパフォーマンスの良い読書ってどうすれば良いんだろう?て思ったんですよね。
今回はその疑問を解決するための答えを犬塚壮志(2020)の『理系読書』の内容を引用しながら、話していきたいと思います。
今回の記事を読んで分かること
- 『理系読書』の著者が考える「コストパフォーマンスの良い読書」が分かる。
- 今回の記事を読んで分かること
- 1,そもそも読書の効率はどう測る?
- 2,筆者の考える読書の効率(コスパ)の上げ方とは、
- 3,読み手によって情報の質は変わる。
- 4,読書で問題解決する上で、コストパフォーマンスの良い読書とは何か?
- 5、最後に
- 6,参考資料・文献
- 7,Twitterのアカウントを作りました。
- 8,次回の記事について、
- 9,今までの『理系読書』に関する記事
1,そもそも読書の効率はどう測る?
著者によると読書の効率は式にするとこのようになると言っています。
読書の効率(コスパ)=得られる効果÷投じたコスト
【引用:犬塚壮志(2020)『理系読書』p34 5行目】
この式を見ている限りだと、筆者はどれだけ得られる効果(分子)を大きくして、投じたコスト(分母)を小さくすることで、読書の効率があがるということになりますね。
2,筆者の考える読書の効率(コスパ)の上げ方とは、
得られる効果(分子)を大きくするには?
筆者は得られる効果(分子)を大きくするには、本を読んで得た情報をできるだけ実践することだと言っています。私も筆者の意見には賛成ですね。問題を解決するために本を読むのであれば、学んだことを実践しない限り、本を読んでる意味はないに等しいと思います。
しかし、最初も私は学んだことを実践するときは、
・挑戦して失敗したらどうしよう..
・ブログを再開したいけど自分は何かの専門家って訳でもないし...
というふうに思ってました。でもそんな私を本は文章を通じて変えてくれました。
自分を変えてくれた文章については、以前記事に書いたので、興味ある人は読んでみてください。↓
投じたコスト(分母)を小さくするには
投じたコストとは読書の場合、本を購入したときにかかったお金や本から必要な情報を得るのにかかった時間といったものが想像できると思います。この中で本を読むのにかかる時間を減らせれば、コストパフォーマンスの良い読書ができると私は思いました。
筆者は、本を読んでいて、ストレスを感じ始めたら、読むのを辞めることを勧めています。読むときに感じるストレスが大きいと読むのに大きな労力を必要とするため、労力が必要な読書はコストパフォーマンスの良い読書とはいえないからだと述べていました。
3,読み手によって情報の質は変わる。
コストパフォーマンスの良い読書をする上で得られる効果を大きくするのが重要だと著者は言っていましたが、私は得られる効果を大きくできるかどうかは、本読んでいく中で、どれだけ質の高い情報を本から得られるかにかかっていると思います。
これは私の定義ですが、ここでいう質の高い情報とは、「問題の解決するために非常に役に立つ情報」のことです。
筆者は本に書かれている情報の質について次のように言っていました。
「本に書かれている情報の質が高いか低いかは、読み手のニーズよって大きく左右される。」
引用:犬塚壮志(2020)『理系読書』p42 7行目
3-1、読み手のニーズとは何か?
先ほど引用した文章に、「読み手のニーズ」という言葉がでました。
ニーズとはこの本ではどういう意味合いで使われてるかよく分かりませんでしたが、次の文章を読んで、この本でのニーズの意味が自分で考えることができました。
「できるだけ投じるコストを減らして、成果を出すには、まず自分の穴(ニーズ)を知ること。そして、読書で得られた情報を使ってその穴をどんどん埋めていけば良いのです。」
引用:犬塚壮志(2020)『理系読書』p44 7行目
この本では、ニーズがどのようなものかは具体的に説明されていませんが、
ニーズとは「自分にとって足りないもの」のことであると私は考えています。
なぜ私はニーズという言葉をこのように解釈したかというと、『理系読書』で紹介されている読書法の一番の目的は「自分が抱えている問題を解決すること」だからです。
そして、読書を通じて、自分に足りない情報を得ることで、問題の解決を目指すので、明確な目的をもつことは、自分の抱えている問題を明確することと同じです。
私は、今の自分が持つ情報で対処できないことが問題になるのだと思います。
だから、ニーズとは「自分に足りないもの」のことを指すのだと考えました
私は昨日公開した『理系読書』#3で、明確な目的を持つことが大事だと言っていたのですが、明確な目的ってどう決めるのかはよく分かっていませんでした。その答えが今の自分に足りないものは何かと知ることなのだと思いました。
4,読書で問題解決する上で、コストパフォーマンスの良い読書とは何か?
- 自分のニーズ(今の自分に足りないもの)を明らかにして、短い時間でストレスを感じずに必要な情報を得る読書のこと。
5、最後に
今回の記事やその他の記事の記事で何か問題点があったらコメントをしてくださると幸いです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
6,参考資料・文献
・犬塚壮志(2020)『理系読書』ダイヤモンド社
7,Twitterのアカウントを作りました。
アカウントのプロフィールのURLはこちらです。
→gen.__さん (@gen_vemstar) / Twitter
8,次回の記事について、
今回の記事で『理系読書』に関する感想はいったん終わりにしようと思います
明日からは、編集工学研究所(2020)の『探究型読書』を読んだ感想の記事を公開しようと思います。
9,今までの『理系読書』に関する記事