『読書の技法』#1 読書法という分野に詳しくなりたいので、読む本の数を奇数にすることにした。
これは昨日の話、僕がある本と会話をしていたときのことである。
「そろそろ何か一つの分野に詳しくなりたいな~」
「でも、たくさんの本読んでて、筆者の意見が真っ二つに割れたら、」
「どっち信用すれば良いのか分かんないんだよな~」
そんな悩みを聞いた、外務省で働いたことのある作家が書いた読書法の本が僕にこう言った。
「読む本の数は奇数にすればいいんだよ。」
これが、その本が僕に話した解決策である。
「なんでだよ、読書法に詳しくなりたければ、読む本の数が偶数か奇数なんて、重要じゃないだろ。」
と僕は彼に言ったのだが。
「何言ってんだ、読む本の数が奇数だったら、筆者の主張の数も奇数、
だから主張も真っ二つに割れることはねぇ。」
「多数決で同じ主張が多いものを信じれば、読書法に詳しくもないお前が判断しないといけないというリスクは避けられるだろ。」
「まぁ、そのやり方で必ずしも真理を見つけれるわけじゃないけどな。」
「あと奇数だからといって、1冊の本だけで詳しくなろうとするなよ。」
「もし、その本の主張がすごく偏りのあるものだったら、矯正するのが大変だからな。」
僕は彼の言うことに少し驚いたが、説得力があったため、読む本の数を奇数にしようと思った。
でも何か、聞いてて少し疲れたな。
そうだ、彼の紹介がまだだった。
彼の名前は、『読書の技法』。
彼の著者は佐藤優さんだ。
彼はこんな姿をしている。
あと何か、記事の書き方がいつもと違うのは、このブログを作ったvemstarが、記事の書き方に困った挙げ句、深夜のノリで思いついて、試したらしいです。
vemstarによると「大きい文字を会話の内容にすれば、読みやすいんじゃね」 ていう考えらしいです。
でも、また書き方を変えるかもしれないと言ってました。
あ、僕の名前ですか、僕の名前はポムです。一番最初にでてきた、
あのリンゴです。
こんなことを言っていると、彼がこんなことを言ってきた。
「そうだ、お前は今、読書法の本を何冊持ってんだ?」
「持ってる数はどうでも良いから、偶数なのか奇数なのかだけ教えてくれ。」
僕はこう答えた。
「えっと、偶数です。」
すると、彼はため息をつきながら、こう言った。
「書店に行って、もう一冊買ってこい。」
(終わり)