Vemstar’s diary

読書のアウトプット

『読書をプロデュース』#2 積読はいつかヒーローとして、悩める僕を助けてくれる。

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登場人物の紹介

ポム:いっつも最初に出てくるリンゴ。一人称は「僕」

『読書をプロデュース』:今回の主役となる本で、一人称は「彼」、彼の著者は角田陽一郎さん。普段はこんな姿をしている。

参考資料・文献

・角田陽一郎『読書をプロデュース』秀和システム

この記事の特徴

・基本的にポムが本と会話をして、いろんな事を学ぶ様子が書かれている。

・大きい文字はポムと本の会話の内容を示している。

・この記事の書き方は、ブログの設立者であるVemstarによって、また変わる可能性がある。

 

(始まり)

僕は読書を初めて1年ぐらい経つけど、実はある悩みを抱えている。

あまりにも解決しない悩みなので、思わずその悩みを部屋の中で口に出していた。

「うわぁ~最近、いろんな本を読んでいるけど、内容が難しくて、

最後まで読む気にならないな。」

「こういう難しい本とは、あまり関わらないで、距離を置いた方がいいのかな。」

「でもそれやっちゃうと、もったいない気がするから頑張って本の内容を理解するしかないのか~」

こんなことを言っていると、僕の部屋の中に突然、大きな魔方陣が現れた。

僕は爆発でも起きるんじゃないかと思い、部屋から出ようとするが、なぜかドアが開かない。

あぁ、多分俺はもう本をよむことができない。

短い人生だった。

死を覚悟した僕だったが、その魔方陣から現れたのは、1冊の本であった。

「ポム、今お前は、俺に助けを求めたな!」

「もう大丈夫だ!」

「俺が今ここにきた以上は、お前の悩みは解決するからな!」

僕の目の前に現れたのは『読書をプロデュース』だった。

僕は一度、彼を読んだことがあるが、内容が難しかったので最近は読まずに本棚に背表紙が見えるように置いていた。

しかし、僕の目の前にいる彼は、本棚の中にいるときより、はるかに大きい。

彼は、僕にこんなことを言った。

「お前、さっきまで積読をするかどうか悩んでたな!」

「そんなお前に良い情報だ! 積読はしても良い!」

確かに、俺は内容が難しい本を読まずに、距離を置くか置かないかで迷ってたから、

積読するかどうかで悩んではいた。

積読は一般的に、入手した書籍を読むことなく自宅で積んだままにしている状態を意味する言葉だ。

でも何故、積読はしても良いのだろうか?

僕は彼に聞いてみた。

「なんで、積読をしてもいいの?」 

「それはな、今読むのが難しくて読む気にならない本は、いつか困っているお前を助けてくれるからだ!」

「変な言い方だが、ヒーローは忘れた頃にやってくるのだ!」

「ヒーローは困っている人を助ける!」

「つまり、積読をしようか悩むお前を助けた私はヒーローなのだ!」

「うん、まぁ実際助かってるから、読んでない本が僕を助けるのは分かったよ。

「だけど、どうやったら助けてくれるの?」

ウルトラマンも変身用の道具がないと、襲われてる人を助けられないよ?」

「うむ、良い質問だ!」

「やり方は簡単! 読まない本を背表紙が見えるように本棚に置くだけで良い!」

「そうすれば、困ったときに本は悩むお前を助けることができる。」

「そうか! 僕は君を背表紙が見えるように本棚に置いたから、僕を助けることができたんだね。」

「そういう事だ!」

こうして僕は、突然現れた本に助けられたわけだが、そんな彼に僕は申し訳ない事をしてしまった。

「助けてくれたのに申し訳ないんだけど、今すぐ本棚の中に隠れてくんない?」

「何でだ?」

「実はさぁ、君が魔方陣から登場する間に、もしかしたらやばい奴がでてくるかもしれないと思って。」

 

「警察に電話しちゃったんだよね....」

「何ィィィィィ!」

彼は一目散に本棚の中に隠れた。

(終わり)

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