(考察) フランス語単語の根本的な意味#attendre -期待するから人は待つ
attendreは他動詞としては、「~を待つ」という意味を持つ動詞である。
さっそくだが、この例文を見てもらおう。
Je vous attends à la sortie. (私は出口であなたを待っています。)
この例文において、attends(attendre)の目的語は人称代名詞の目的補語形であるvousだ。
私はこの動詞の根本的な意味は「期待する」であると考えている。
なぜなら、「待つ」という行為は、何かに「期待」していることを前提にするものだからだ。
- デジタル大辞泉で「待つ」と調べると、次のようなことが書かれている。
- 「予期」とは、こういう意味だ。
- しかし、さらに「期待」という言葉を調べると...
- なんと、「待ち受ける」を調べたら、「予期」と「待つ」がでてきた!
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デジタル大辞泉で「待つ」と調べると、次のようなことが書かれている。
・物事・人・時が来るのを予期し、願い望みながら、それまでの時間を過ごす。また、用意して備える。(引用:goo辞書)待つ(まつ)の意味 - goo国語辞書
この「待つ」の説明で重要なのは、「予期」という言葉である。
「予期」とは、こういう意味だ。
・前もって期待すること(引用:コトバンク)予期とは - コトバンク (kotobank.jp)
予期という言葉を調べた結果、期待するという言葉がでてきた。
個人的な意見としては、この時点で、attendreの根本的な意味は「期待する」ということで間違いないと思っている。
先ほどの例文で考えると、「私」が出口で「あなた」を待つというのは、
「あなた」が「私」を出口で迎えに来るのを期待しているから、「待っている」と考えることができるからだ。
しかし、さらに「期待」という言葉を調べると...
・あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること。
(引用:コトバンク期待とは - コトバンク (kotobank.jp)
「期待」を調べると、「待ち受ける」という言葉がでてきた。
「待ち受ける」という言葉を調べると..
・来ることを予期して待つ。(引用:コトバンク)待受けるとは - コトバンク (kotobank.jp)
なんと、「待ち受ける」を調べたら、「予期」と「待つ」がでてきた!
待つ→予期→期待→待ち受けるという順番で調べたら、また「待つ」や「予期」が出てきた。
これらの言葉が何か似ているところがあるのだろうか?
これ以上の考察は、僕の頭がおかしくなりそうなので、この記事はここで終わらせる。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
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参考資料・文献
・クラウン仏和辞典 第7版