『ずるい考え方』#5 僕と彼は前提を疑うことで、いろんなアイデアを思いついた。
登場人物の紹介
・ポム:いっつも最初に出てくるリンゴ。一人称は「僕」
・ 『まんがで身につく ずるい考え方』
→一人称は「彼」、著者は木村尚義さんである。
普段はこんな姿をしている。
参考資料・文献
木村尚義『まんがで身につく ずるい考え方』あさ出版
この記事の特徴
・基本的にポムが本と会話をして、いろんな事を学ぶ様子が書かれている。
・大きい文字はポムと本の会話の内容を示している。
・この記事の書き方は、ブログの設立者であるVemstarによって、また変わる可能性がある。
「早速、事故を減らすためのアイデアを考えて行くんだけど。」
「アイデアを出す前に、疑わないといけない前提は何だと思う?」
「そうだなぁ~、間違ってるかもしれないけどいい?」
「全然良いよ。」
「こういうことを考える時って、信号機をつけるみたいに何かを付け足さないと事故は減らないだろうという前提があると思うから。」
「その前提を無視して考えればいっぱいアイデアを出せると思うな。」
「おぉ!すごく良いよ!」
「確かに、普通に考えたら、何か新しいものを設置しないといけないんじゃないかと考えてしまうからね。」
「それを踏まえて、アイデアを考えていこうか。」
こうして僕たちは、20分かけてアイデアを考えたが、思ったよりたくさんのアイデアを出すことができた。
「いやぁ~、いろんなアイデアが思いついたなぁ~。」
「その中でも、信号機をあえてつけないとか、ガードレールを置かないとかは面白いね。」
「そんなことしたら事故が増えるんじゃないかと思うけど、あえてないことによって、
運転する人は常に緊張感をもって運転できるかもしれないね。」
「まぁこればかりは試さないと分からないからな。」
「アイデアがたくさん出たのは良いと思うけど、ここから実現できそうなものを一つに絞るのは大変じゃない?」
「あ~それね、それに関してなんだけど。」
「ポムには、十分助けてもらったから、今日はもう良いかなって思ってるんだよね。」
「え、良いの? どうせなら最後まで手伝わせてくれよ。」
「マジで! じゃあ、今から別の場所である本と待ち合わせしてるからポムも一緒に来る?」
「うん、僕も行くよ。」
僕は彼の「ある本」という言葉が少し気になったが、ついて行くことにした。
(続く)
※今までの話は、全てカテゴリーの「ずるい考え方」にまとまっているので、そちらからご覧ください